2008年10月27日
変化
今年の9月14日にアメリカのリーマン・ブラザーズが倒産して以降世の中の様相は一気に「変化」しました。石油価格は今、ピーク時の半額です。テレビ・新聞等でも日々「変わらなきゃ、変わらなきゃ。」の大合唱です。世の中というものは、現状の批評をする人は本当に多いのだけれども、「どのように。」変わらなきゃならないのかを示そうとする人は本当に少ない。実は変わらなきゃ、変わらなきゃと言っている評論家自体、実はそれほど変われる必要のないポジションの人だからです。彼らは現状と向き合ってコメントすればいいのですから。本当に変わらなきゃならないのは時代の最先端に立ちながらも、常に未来を指向しなければならない経営者なのです。彼らの中の少数だけが、間違いのない未来を見据えていることは確かです。そしてその企業だけが新しい時代に栄えるのです。
あと2週間足らずでアメリカ大統領選挙がありますが、くしくも次期大統領候補のオバマ氏の選挙スローガンが「チェンジ」です。
こんな時代には、しっかりと「変化」の意味を知っていないと変化についていけないということを自覚しなければならないと思います。
例えば、単に変化と言っても、朝ごはんをちゃんと食べるようになったとか、クールビズでネクタイをしなくても良いようになったとか、最近離婚したとか、リストラになったなど、色々な変化の種類があります。
私はここでの変化を、ダーウィンが進化論の中で言っている「変化」を「変化」と定義したいと思います。彼は「生き残るものは強いものでも、頭のいいものでもない。変化に対応できたもののみが生き残れる。」と言っています。つまり、変化とは、「世の中の根本的流れが変わった時に、その変わった流れに順応して自らを変えられた」ということです。この正しく変化に対応できたところまでを含めて変化としなければならない。それでは、イワタ式変化対応法を書いてみようと思います。
変化を成功させる要素として私は5つあると考えています。しかも、その5つがうまくバランスして発生することで、変化への対応ができると考えています。
まず第一は、「変化をする力を常々内に秘めている。」ということ。これは基本です。変化する力が無いことにはまず話が始まりません。第二に、「どのように変化したらよいのか(進化)がある程度理解できている。」
そして第三に、「その変化への対応を開始するタイミングが間違っていないこと。」どのような出来事にも、対応するのに正しいタイミングというものがあります。これも大切ですねえ。
私的には、この変化という中で、このタイミングの取り方というものに特に注意を向けています。私のタイミングの決定方法を科学的でないと言う方も居られるかもしれませんが、私はこの方法が実は一番正しいと信じているのです。私には過去に、若い経験がありました。もともと私は脱サラをして一人から会社を始めました。ある程度の会社になると、あちこちから、「あなたの会社の今後は良い右腕を得られるかどうかですよ。」と言われるようになります。皆さんにもご経験あろうかと思うのです。私も若き経営者。経験も浅い事ですから、「そうか、右腕を探さなきゃ。」と常々意識するようになりました。今、振り返って思うと、「右腕が必要だと進言した人に、いったい何人経営者が居ただろうかと考えます。意外と一度も経営をしたことのない金融機関の人だったりします。話を元に戻しましょう。私は右腕を探し始めたのです。こんな右腕が必要なのかと考えながら、実はここに落とし穴があるのです。「探し始める。」という行為そのものに。どうしても出逢う人出逢う人それぞれを右腕というレンズを通して判断するようになったのです。素直に人として向き合えなくなったのです。以外と結果を焦る女性に起こりそうな話ですね。結果は申すまでもありません。私はそれなりの傷手もかかえることとなったのです。
それからというもの、「求めるのではなく、現れるものだ。」という考えに変わりました。「現れなかったら一生ワンマンでいいや。それが俺の器なんだろう。」と思うようになりました。そしてその後、思いもよらない縁で、出逢う事となったのです。それ以降も、私は何か見えない意志が一定の方向を示して気づかそうとする力が存在するように感じるのです。たぶん誰の上にもあるのでしょう。でもそれに乗る人は、誰でもというわけではないでしょう。曇りや片寄りのない心でしっかりと導きの有無を観察する心の眼の力のある人だけが、それに気づくことができると思います。
第四は前にも触れたように、「その変化への対応を開始する仲間は間違っていないこと。」この人選を誤ると、内部分裂を起こして、崩壊します。
そしていよいよ最後の第五番目です。それは、「変化という局面を自分がより良く変われる機会だととらえ、挑戦しようという意欲を持っていること。」です。先日ある出版社の編集長がおっしゃっていました。「人間は裕福になると本質的なことを考えなくなる。」と人間は、常に厳しい環境に身を置くことで物事を深く考え、変化し、若々しい自分で居られるということのようだ。私は裕福であるよりも安全であるよりも授かった命の輝きを失わない人生を歩みたいと思う。
「飛行機は地上にあれば安全だけど、だけど飛ぶためにあるんだよ。」
(ある映画でおじいちゃんが孫に言ったセリフです。)
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