2008年05月27日
IKEAへ行けや!
TOKI-WA-SOHの内装を準備するのに、IKEA(イケア)という超大型家具店へ行った。関西では神戸のポートアイランドだけらしいが、近々大阪の南港にも出来るらしい。
はっきり言って私はイケアをよく知らなかった。若い人に教えて貰い、ガイドとして付いてきて貰った。何でも今、話題の店らしい。とにかくでっかい建物のガレージに車を駐車して店内へ。たくさんの商品が展示してあるのだが、それは展示だけで、そのタグに記された場所に自分で取りに行ってレジに並ぶ。何だか合理的だが、全く人間味は無い。ちょっとこの辺で、イケアというものを私同様ご存知無い方のためにイケア豆知識を。
IKEA(イケア)はスウェーデンの大手家具店
1943年、17歳だった創業者が設立した安売り雑貨店だった。意外に歴史は古いのだ。1951年以降は完全に家具販売に集中する。しかし、その後ライバルの存在によって深刻な状態になる。ここで、ピンチがチャンスになりその事態に対し、自社で独自のデザイナーを抱え、企画・製造・販売まで、全てまかなう現在のイケアスタイルを誕生させた。
日本には1974年に千葉県船橋市に第1号店、横浜市に第2号店を出店している。日本出店に関しても意外と歴史は古い。しかし1986年に撤退。後に 2001年に日本へ再進出を決定し、2002年に日本法人「イケア・ジャパン」を設立。現在国内には3店舗がオープンしており、今年の8月には大阪にもオープンが予定されている。
イケアのビジネスモデルは、自社開発の家具やインテリアの商品を大規模な施設に多数展示し、店員数を徹底的に少なくしぼって人件費をカットし、それを商品価格に反映させて他社よりも安く販売するというもの。加えて、家族連れでかなりの距離をかなりの時間をかけて品定めをするので、どうしても休憩が必要となる。そこで又大きなフードコートを設置して、飲食事業も合わせて行うというもの。世の中の事業モデルは次々に変遷してゆく。
アルビン・トフラーの「富の未来」に書かれてる事を思い出した。世の中という大きな道をいろいろな車が走っている。それぞれかなりのスピード差がある。世の中を一番速いスピ-ドで駆け抜けているのは「企業」。時速100km時代の変化に素早く合わせて、その対応を瞬時に行う。次に「社会団体」。これは時速90kmとされている。以下、「家族のあり方」時速60km、「労働組合」時速30km、「政府官僚機構」時速25km、「公教育制度」時速10km、「国際機構」時速5km、「議会、政治」時速3km、「法律」時速1km、とトフラーは言う。
21世紀の情報社会はますますその変化のスピードを上げてゆくのに、時速10kmの「公教育制度」の中にいる教師が、社員で役立つ若者を育てて世に送り出せる等とは到底考えられないと、ふと思った。ビジネスをやっていて事実感じる。
学校の教師、政治家、医者、職人、「ビジネスの社会では」と誤解があるといけないので限定的に話をするが、応々にして彼らのビジネス感覚やビジネス常識はおかしい。これは何にも人間的におかしいものでは無く、遅い車に乗って社会で生きてきた人々に、速い車に追走する事がどだい無理な話なのは至極当り前な事なのだ。ただ、ここで大きな問題が1つある。この遅い車でも間に合う社会で生きていながら、自分達が遅い車に乗っていると思う事も無く、むしろ物知り顔で一段高い所から世の中を見ているというこの矛盾が、世の中に大きな歪みを生んでいる事に気付いていないという事だ。無知とは実に恐ろしい。ソクラテスは言った。「わたしは自分が無知であるという事を知っている分だけ、あなた達より賢い」と。
イケアの話に戻そう。平日金曜日ならお客さんも少ないだろうと考えて行っただが、まだ開店効果が続いているのか結構お客さんは多い。10列ほどレジがあるのだが、何と待ち時間が30分位。ほんの少しの商品を買うのには適していないと思った。ただやはりデザインは良いし商品点数も多く、ビジネスモデルは又1つ新しい段階に入ってゆくのだろう。携帯やパソコンの発達に社会や法律が全く付いて行けていない現状を考えると、もう少し世の中の流れがゆっくりだったらと思うのは私だけなのだろうか?忙しい時代になったものです。
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