2008年04月05日

マインドコントロール

 テレビを見ていたら、ある人が興味深い話があったので、忘れない様にブログに記そうと思う。
 それは一杯のカレーの味についての事だ。気の合う仲間とキャンプに出掛けて、自然の中で火をおこして飯ごうでお米を炊いて食べるカレーと、仕事が終わって家に帰って独りで食べるカレーとでは、全く味が違う。その訳とは?の説明だった。
 料理を人は五感で感じるのだが、その味を決める比率は五感で均等なのでは無く、かなりバラツキが有るとの事。まず、その五感というものは、視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚なのだ。一般には味覚がやはり大切で、かなりを占めると思ってしまうが、そうだとすると、キャンプのカレーと自宅のカレーの間に前述した味の違いが出るのはおかしい。
 では、その解答を記します。料理を食べる時、1番大事感覚は視覚で83%、2番は聴覚で11%、3番は嗅覚で3%、4番5番は味覚、触覚で残りの3%となるらしい。いざ、数値で目の前にすると、「えー!!」って感じになりますね。
 確かに日本料理やフランス料理は目で楽しむと言いますね。それなりの設えの間(部屋)で、目にも美しい料理を前に、仲居さんや店主がその料理の能書きを語るのを聞いたら、もう殆どその時点で「美味しい」と脳にインプットされてしまいますよね。これは所謂マインドコントロールってヤツですね。
 例えば割烹等を予約し席について、さぁこれからという時に、「今日お出ししました茄子の田楽に使っております茄子は、伝統の京野菜加茂茄子でございます。これは上賀茂の農家の山田さんが丹精込めて有機肥料のみで作られたもので。手前どもにのみ、お取り引きいただいているお品でございます。この加茂茄子は茄子の中でも特に肉厚で、噛むと茄子の味が口いっぱいに広がります。又、歯応えも格別です。一方味噌は地元京都の老舗本田味噌さんのものを使っており、一般には手に入らない当店特製の味噌となっております。この香り立つ旬の味を十分ご堪能下さいませ」ニッコリ。なんて前もってやられちゃったら、そりゃ不味い訳無いですよね。しかもわざわざ遠くから予約をして迄訪れたんだから、美味しいと思って食べなきゃ損、ですよね。
 どうです???なる程なぁって思いませんか?
 昔、テレビで面白い実験をやっていた。AグループとBグループに分けて、同じ写真の男性を見せる。Aグループにはその男性が如何に悪い事をして来たかを聞かせる。一方Bグループにはその男性が如何に世のため人のために尽くして来たかを前もって説明しておく。その上で、前もっての知識は一切無視して、写真だけで見たその人の印象を書いて下さい、いう実験だった。結果は言わずもがな。この手法を使い、人を扇動して誰かを一方的な悪者に仕立てあげたり、キャッチセールスや高額商品の実験販売や新興宗教の勧誘、政治に駆使しているらしい。
 人の感覚とは何と曖昧なものかを思います。風評や一方的な思い込みだけで、人や物事を疑ったり信じたりしていませんか?
 くれぐれもご用心下さい。


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