2008年03月31日
「エイプリル・フール」
明日は4月1日。欧米では嘘をついても良い日なのだ。つまり、本来嘘はいけない事だけれど、例外として4月1日があるという事らしい。嘘にも例外規定があるようだ。
今日も正論について又こだわってみよう。
「人には嘘をついてはいけません!」というのが正論だと人は言うでしょう。今も「もちろん」というささやきが聞こえてきた。「でも!」と私は思う。所詮、「嘘をついてはいけない!!!」は正論だと思う。つまり、人間社会においては、必ずしも嘘をつく事が間違いでは無い事が多々ある。
例えば、末期の癌患者に全て有りのまま正しい病状を伝える事が、その人の為に必ずなるのだろうか?私はそうは思わない。或いは、別段自分の趣味では無くとも「とてもそのお洋服素敵ですね。お似合いですね~」と言う事は世の中の潤滑油だ。こんな事を書くと「何を細かい事を言っている!!」とお叱りを受けるかも知れない。
それなら、天下分け目の関ヶ原の合戦に臨むに先立ち、豊臣方の主だった武将に書状を送り、寝返るようにうながしておいて、天下を取った暁には、彼等を皆葬り去った徳川家康は、天下を取って征夷大将軍として君臨したでは無いのか?
そもそも、正論、正論という輩は、知識人であっても知恵者では無い。ジャンケンを見ると良い。ジャンケンには3つの選択肢がある。1つは勝ち、1つは負け、そして後1つはあいこ。これが世の中というものだ。物理学の及ばない人理の世界には、引き分けもある。いや、もっと言うなら、「負けるが勝ち」という選択肢もある。
我国は日中戦争の折り、毛沢東率いる八路軍にこの戦術を仕掛けられて負けている。毛沢東はわざと追いつめられるように西安まで後退し、地の理と背水の陣による志気の高揚をもって、後の戦局を有利に転換した。語録、「優れた全戦計画が無ければ初戦の勝利も勝利では無い」と喝破(かっぱ)している。
知恵者は、その局面で正しいの正しく無いのとそんな事に気を奪われず、大局観を持って全体を見据えている。賢人曰く、「仏の嘘を方便と言い、武将のうそを知略と言い、商人の嘘を駆け引きと言う」
昨今、器の大きな人物が、殊の外少なくなった。勝ち組だの負け組等と言ってきゅうきゅうしている人種には、凡そ「負けるが勝ち」なんて世界観は、死んでも理解出来るものでは無いだろう。私の人生は、殆ど連戦連敗で負け組だ。
「負けるが勝ち」は私の負け惜しみなのだ。ハッハッハッ
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