2007年10月01日

「TOKI-WA-SOH」を世に問う

創発。
創発を起こす。創発が起こる。
京都以外の人々と京都の出逢いによる創発。
他の分野のクリエーター同志の創発。
学びの場から生まれる気付きという創発。
起業家へ変身することから生まれる向上心による創発。

情報や作品の文化を送受信する未来型のSO-HO、
それが「TOKI-WA-SOH」。

 狼に育てられた少女は死ぬまで狼として生きた。

 人は環境の動物だと言えます。環境が人に与える影響は想像以上に大きい。もし人生の大半を過ごす家の環境がよくないものだとしたら…人生や家族を支える仕事をする、その環境が自分にとって素晴らしいものだとしたら、どんな人生が開けるのだろう…。

 2005年の暮れに私は自分が読書をしたり考え事をしたりする為の場所を作りました。
 そこでは、色彩と静かさと窓からの景色にこだわりました。例えば、柱の何本かは朱塗りで座卓も朱塗りの天板を使いました。階段は階段ダンスをインテリアを兼ねてはめ込みました。壁は柔らかいベージュと「真朱(しんしゅ)」という日本の伝統色でJカラーという特殊な塗料で仕上げました。窓からの景色はスギごけの緑と白川砂の白のコントラストで目に明るい庭を作り。私の座る位置から真正面に見えるようにしました。この空間は、私が建物にこだわりがあるからという理由だけで作ったわけではないのです。
 会社経営を17年間続けてきてここ数年、何となく会社も私も伸び悩んでいたのです。いろいろな理由があるのでしょうが、私は私が思考する空間にもかなり原因があるのではないかと考えたのです。それはある言葉がきっかけでした。
 その言葉は、「人は環境の動物だと言えます。環境が人に与える影響は想像以上に大きい。もし人生の大半を過ごす家の環境が良くないものだとしたらいったい…。」と最後は「…。」で終わっていました。私はその言葉にしばし考え込んでしまいました。「経営者という重要な立場におりながらも、自分の思考する空間については不十分な環境に身を置いていたのではないだろうか?」と。そして自宅とは別に思考するだけの空間を作ることとなったのです。
 1年余りこの空間に身を置いてみて、心がとても落ち着いたこと(余談ですが、20年余に苦しんだ病気が全快したとお医者様に言われました)。思考の深さが深まったことに気づきました。会社もこのあたりを境に大きく動き始めました。改めて人の住む環境の持つ力に驚かされました。
 
 そのような経験から、ご縁があって購入した大正時代の洋館を、クリエーターの方々に私の書斎のような快適な環境に生まれ変わらせたいという思いから、「TOKI-WA-SOH」を世に問うことにしました。
 このような思いのバトンを受け取っていただき、羽ばたいていただきたいと心より思っております。


●TOKI-WA-SOHオフィシャルサイトはこちらからどうぞ

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